2010/06/22

開発環境を用意する(3) -IDE環境を準備-

Force.comで開発するために、Eclipseのプラグインとして動作する「Force.com IDE」が用意されています。これを用いると、Eclipseという開発者にとってはなじみのある環境で、プロジェクトの表示、コード編集のためのサポート、テストの実行など、標準的な開発作業を行うことができます。

◆準備するもの◆
   以下は端末上にインストールしておいてください。

  • JRE(Java Runtime Environment) v5.0以降 
  • Eclipse 3.3 または、3.4 または 3.5 ここでは、Summer'10 でサポートされたEclipse 3.5.2 - Galileoを使用します
日本語化EclipseとJREが一緒になったPleiades All In Oneなどをダウンロードすると便利です。
ダウンロードページ

◆Force.com IDEのインストール◆
  1. Eclipseを起動します。
  2. ヘルプ→新規ソフトウェアのインストールを選択します。


  3. 作業対象の「追加」ボタンをクリックして、名前とロケーションを指定して、「OK」をクリックします。



    • 名前:Force.com IDE (任意)
    • ロケーション:http://www.adnsandbox.com/eclipsetoolkit/release
  4. Force.com IDEのチェックをして、「次へ」をクリックします。



  5. 「次へ」をクリックします。



  6. 「同意します」をチェックして「完了」をクリックします。



  7. 再起動するかを聞いてくるので、「はい」をクリックします。



  8. Force.com IDEパースペクティブを開きます。



    1. ウィンドウ→パースペクティブを開く→その他を選択します。



    2. Force.comを選んで、「OK」をクリックします。



    3. Force.com IDEの画面が開きます。



     

2010/06/21

開発環境を用意する(2) -Sandbox環境を設定-

Salesforceでは、本番環境と開発環境という二つの環境が存在します。
本番環境とは、実際にユーザが開発したアプリケーションを実行する環境になります。
一方、開発用組織は、Sandboxと呼ばれ、開発だけでなく、QA、トレーニングのための独立したオンデマンドのアプリケーション環境です。
一般には、新しくアプリケーションを作成する場合は、このSandbox上で構築・統合・テストを行って品質を確認したうえで本番環境にインポートすることになります。

すでに本番環境でアプリケーションが配置されている場合、本番環境を実行しながら、アップデートや新規開発を進めることが可能になります。

それでは、Sandbox組織を作成してみましょう。

  1. free force.comにログインします。
  2. 設定 > データの管理 > Sandboxを選択します。
  3. 新規Sandboxをクリックします。
  4. 名前と説明を入力し、種別を「開発者」を選択して「コピーの開始」をクリックします。
    ※Free Editionでは、Sandboxは開発者用のみ1つをサポートしています。開発者Sandboxとは、データはコピーされず、構成のみがコピーされ、データはテスト目的に10MBまでとなっています。このように、Editionによって使えるSandboxの種類、容量、個数は異なります。
  5. コピーが終了すると、メールが届きます。
  6. メールに従ってユーザIDの後ろにログインします。
    または、sandbox画面でログインをクリックします。
  7. 作成したsandboxで作業を行います。

2010/06/17

開発環境を用意する(1) -Force.com環境を設定-

Force.comを使ってアプリケーションを開発するには、大きく分けて以下の2つの方法があります。
  1. 利用内容に応じたEditionのForce.comを入手して、そのSandBoxで開発する
  2. 開発用のEditionであるDevelopers Editionに登録して、そこで開発した上で、適切なForce.com上にアップロードする
今回は、1の方法を用いることにします。
Force.comのEditionの種類については、http://www.salesforce.com/jp/platform/platform-edition/を参照してください。

ここでは、アプリケーション数、オブジェクト数等に制限はあるものの、無料のFree Editionで作成することにします。

【free force.com 環境の作成】
  1. 申し込み開始
    http://www.salesforce.com/jp/platform/にアクセスしてForce.comのボタンをクリックします。
  2. ユーザ情報の入力
    必要事項を記入して、規約同意のチェックを行い、「送信」をクリックします
    ※ユーザ名はメールアドレスの形式(xxx@yyy.zzz)である必要があります。
  3. 申込完了
  4. 申し込み完了メールの受信
    申し込みが完了すると、登録したメールアドレス宛に、完了メールが届きます。
  5. パスワードの変更
    メールのURL(メール画像の黄色部分)にアクセスしてパスワードを変更します。
  6. Free Edition準備完了
    ログイン完了です。

2010/06/11

はじめに

Salesforce.comとは、セールスフォース・ドットコム社がSaaS携帯で提供しているCRMアプリケーション群です。営業支援、マーケティング管理、サービス&サポート管理のアプリケーションで構成されています。
これらのアプリケーション群は、Force.comと呼ばれるプラットフォーム上で稼働しています。
このForce.comを用いると、上記以外のアプリケーションを自作することも可能です。
このブログでは、自作アプリケーションをForce.com上に構築する様子を記録していく予定です。